なぜ、WEBデザイナーは給料が安いなのか?

求人サイトを見ている際に、WEBデザイナーは、WEBディレクターやプログラマーと比べ、給料が安いのではと感じました。
私も、最初に未経験でWEBデザイナーになった時の給料は、約14万ほどと少ないものでした。
実際のところWEBデザイナーの給料安いのか、また、安い場合はなぜなのか、見ていきたいと思います。

実際、WEBデザイナーは、給料が安いのか?

WEBデザイナーの平均年収は全体で「357万」 ちなみに、20代は319万で、30代は、378万といわれています。
一方、WEBプロデューサー・ディレクターの平均年収は、「452万円」
SE/プログラマの平均年収は、「428万円」と言われている。
参照:doda 平均年収ランキング

ディレクターやプログラマの平均年収と比べ、WEBデザイナーの年収は、高い年収ではありませんね。
また、海外と比較し、日本では、WEBデザイナーの待遇や賃金はあまりよくないといわれています。

なぜWEBデザイナーの給料が安いのでしょうか?

私は主に4つの要因があると思っています。

デザイン性が高い無料のテンプレサイトの増加のより、サイト制作のハードルが下がった

テンプレサイトや、無料でホームページ制作が簡単にできるWIX等が登場し、WEBサイトを制作するハードルがさがり、コストも下がりました。
(SEOを考えると、あまりおすすめしないですが。)

クラウドソーシングの登場により、WEBデザイナーの賃金が大幅に下がった。

例えば、制作会社でのホームページ制作の場合、相場は、30万円~100万円ほどかかるが、クラウドソーシングの場合、3万円程度の案件も多数ある。
これにより、大幅にホームページ制作の費用は、下がりました。
その分、自由に働くことができる環境が増加したので良い点もありますが。

未経験の場合、一人前になるまで、時間がかかる

スキルが全く無い状態で就業すると、お客さんに納品できるレベルに達するまでは、時間がかかります。
会社は、それまでの給料を負担しなければならないとなると、未経験の場合は、給料も低い状態でスタートとなる会社が多いです。
ちなみに、筆者が福岡で未経験でWEBデザイナーとしてスタートした際の給料は、約14万円ほどでした。
何年か経験し、別の会社に転職をすると、給料は大幅に上がりました。
未経験の状態は、研修費等もあるので、会社は、安い給料しか払うことができないのだと思います。

賃金の安いアジアに業務を移す会社も増加している

制作を賃金の安いアジアに移転する会社が増加している。
大手の会社では、シンガポール、インドネシア、タイやベトナムに支店を設けている企業も少なくありません。
ただ、そうなった場合、国柄や、日本語が通じない問題があるので、対応できる仕事が少ないようです。

以上の4つの要因から、WEBデザイナーの平均年収は、低いと考えられます。

では、今後WEBデザイナーの年収や待遇は上がっていくのか?

今後は、さらに、様々なツールが登場さらに、WEBデザインを必要とする機会が減る可能性があります。
ただ、コーポレートサイトと違い例えば、通販サイト等手を加え続けなければならないサイトについては、必ずWEBデザイナーは必要となってきます。
そういった面で、少し縮小していく可能性はあると思いますが、中規模、大規模サイトについては、WEBデザイナーの手が必要となることは変わりないと思います。

今後WEBデザイナーに必要なこと

WEB制作+アルファ何か自分にしかできない専門性があると今後も勝ち残っていくことができると思います。
例えば、
ライティングができる+WEBデザイナー
SEOができる+WEBデザイナー
イラストがかける+WEBデザイナー
これから、人工知能AIロボットの出現等でより厳しい状況に直面することになるでしょうが、
+アルファ、AIに負けない自分の得意分野を持っていれば、勝ち残っていくことができるのではと思います。

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